中世学僧列伝

　いまは何をやっているかなあ〜？と休館日翌日の県立金沢文庫に行ってきました。難しそうなタイトルと猛暑続きのためか館内は私ひとりの貸切り状態で恐縮の至り、でも展示内容はやっぱり難しくて、、、。鎌倉南北時代の称名寺（隣接する名刹）に集った名僧にまつわる文献で経文ばかりかと思ったらそうではなく、国宝の書状がずらり並んでいた。
「等空書状」国宝、鎌倉時代。「聖教目録　什蔵」国宝、南北時代。「湛円（たんえん）軽重物帳」国宝、鎌倉〜南北時代。「仲文章要文」国宝、鎌倉時代。「頼照書状」国宝、鎌倉時代。等々ほとんどが称名寺金沢文庫管理となっていた。恥ずかしながら読めないので只ただ毛筆の好みの字体を探すのみの見学に終始した。右に曲がったもの、左に曲がったもの、棒を引いて訂正のあるもの、時代劇TVで見るような堂々とした字体など絵を見る感覚で楽しませていただいた。花押のあるものもあった。